京都市中京区壬生の八木邸は新選組が新選組と名乗る以前、まだ壬生浪士組と呼ばれていた時期に屯所として使用していた壬生有数の旧家の屋敷で新選組ゆかりの地として広く知られています。
新撰組ゆかりの地八木邸はガイド付きで見学できる
また新選組の歴史の中での大事件、芹沢鴨暗殺が行われた場でもあり、建物にはその際についた刀傷が今もなお生々しく残されています。
また八木邸の向かいの旧前川邸も同じく新選組の屯所として利用され、拷問で使われた蔵や総長、山南敬助の切腹の間など新選組の歴史を感じされる名所となっています。ただし現在も実際に人が住んでいる為見学は出来ません。土日のみ玄関先で売店が開かれています。
この他にも八木邸周辺には芹沢鴨らの墓や近藤勇の髪塚のある壬生寺や山南敬助ら切腹した隊士達の墓のある光縁寺など新選組に関する史跡が揃っています。
八木邸はガイド付きで見学ができ、八木家についてや芹沢鴨暗殺の部屋や刀傷、芹沢鴨が絶命する寸前に躓いたとされる文台等詳しい説明が聞けます。
このガイドの内容も人によって毎回内容が違い、最もオーソドックスな芹沢鴨暗殺について詳しく話す人、土方歳三を特にクローズアップする人、新選組が江戸に来るきっかけから清川八郎についても話す人、八木邸の人々についてや隊士達の逸話について話す人等様々です。
その為行くたびに知らない話を聞けるので、何回訪れても新しい発見があり、つい京都に行く度に足を運んでしまいます。
見学の後は八木家の子孫の人が営むお茶屋さんで抹茶とお菓子が頂けます。
元々幕末や新選組には熱狂的なファンが多く、最近では歴女などといった言葉まであります。実際に八木邸には修学旅行生から年配の方まで男女問わず多くの人が訪れています。
特にこの八木邸周辺は新選組の気配で満ちていて、新選組ファンには堪らないスポットですのでおすすめです。