連綿と続く海軍の潮風を感じる場所、呉市海事歴史資料館(大和ミュージアム)。

私の好きな歴史スポットは広島県呉市にある呉市海事歴史資料館(大和ミュージアム)です。

ここは旧日本海軍が呉市で建造された戦艦大和を中心に、呉海軍工廠で造られた船の歴史を展示しています。また屋外には戦艦陸奥の主砲や舵・錨が展示されていて、当時の戦艦の大きさを窺い知ることが出来ます。

呉市海事歴史資料館(大和ミュージアム)に行ってみよう

大和ミュージアムのある呉市はかつて日本最大の海軍工廠が置かれ、大和や長門といった当時の日本の力の象徴である戦艦が建造された地で、今も海上自衛隊が基地を置いて艦船の修理を行ったりしています。ミュージアム内では最初外国から購入していた軍艦を国内で建造出来るように、先人たちが知恵を絞り努力して最終的には先進国と肩を並べる規模の施設を作りあげる様子が模型や展示物を通して分かり、現代にもその知恵が活かされて大型船が建造されていることを勉強できます。

ミュージアムの中心には１／１０サイズで精密に再現された戦艦大和が置かれていて、他にも旧海軍の主力戦闘機だった零式艦上戦闘機や特殊潜航艇・特攻兵器人間魚雷等の実物が展示されていて、本物から伝わる戦争の激しさと悲惨さは本や話だけで聞くのとは異なり心まで伝わってきますね。

ここは日本海軍マニアの方にとっては聖地みたいな場所ですが、展示物が豊富なので詳しくない人が来られても近代日本がどのように発展したのかが勉強になる場所にもなっています。

海軍の街らしく周囲には本物の潜水艦をそのまま展示した海上自衛隊呉資料館や、土日など特定の日には海上自衛隊の基地が無料開放されていて船に乗ることも可能だったりしますので、是非とも明治から現代まで続く日本海軍と自衛隊の歴史と伝統を肌で感じてみては如何でしょうか。

訪れるべき場所だと思います。