長崎市の「亀山社中記念館」をご紹介します。いわずと知れた、坂本竜馬ゆかりのスポットです。日本最初の商社と言われている亀山社中に関して、様々な資料を集めた記念館です。
坂本竜馬ゆかりのスポット亀山社中記念館
無類の坂本竜馬好きで知られる、武田鉄也さんが名誉館長をしておられます。記念館とはいっても、比較的こじんまりとした敷地にたくさんの歴史的資料があり、何度訪れても時間を忘れて見入ってしまうものばかりです。実際に亀山社中があった場所に建てられており、当所からの長崎市内の眺望も素晴らしいです。
最近は駐車場ができている場所もあるようですが、長崎市の中心的繁華街である浜の町からぶらりと散歩をしながら記念館を目指すのがおすすめです。途中、長崎特有の坂道、小道やお寺などを楽しめます。徒歩ですと階段もあり、なかなかの急こう配の道で体力を使いますが、たどり着いたときには、長崎港からのさわやかな風と、竜馬たちが出迎えてくれます。
数年前の大河ドラマでのブームはやや終わり、現在は特に人だかりができているほどではないので、ゆっくりと見学でき、歴史好きにはたまらない幕末の歴史を勉強できるので、とてもおすすめです。
また、亀山社中記念館からさらに上った場所に「風頭公園」があります。展望台があり、そこからの眺望はまたとても素晴らしいです。長崎市街、長崎港、そして女神大橋がのぞめます。桜やあじさいのスポットとしても知られています。敷地内に、腕組みをして長崎の町や港を見つめる、大きな坂本竜馬の銅像や、司馬遼太郎さんの「竜馬が行く」の文学碑もあり、記念館から一足伸ばして、ちょっとしたデートスポットや歴史観光スポットとしてもおすすめです。
長崎には数えきれないほどの歴史スポットがありますが、幕末の歴史と現代の長崎の眺望を同時に楽しめる場所は、亀山社中記念館、そして風頭公園だけかもしれません。