戦国時代の舞台がいくつもある滋賀県は歴史ファンならよく知った土地ではあるでしょう。その滋賀県に、上級者向けのおすすめスポットがあります。
天下分け目の大合戦である関ケ原の戦いで惜しくも敗れてしまった石田三成。彼は幼いころに豊臣秀吉に仕え才能を発揮していきますが、人間関係が上手くいかなく、周りから嫌われていました。関ケ原で敗れてしまったことで、豊臣政権となった江戸時代には常に悪者とされてきて、石田三成を評価することは禁止されてきました。
その風潮は近代まで長く続いてきましたが、最近ではいろいろな角度からの小説やドラマが放送されて、正当な評価を受け始めています。最近の戦国時代ブームもあり、若い女性などからもとても人気の出てきた人物です。
関ケ原で敗れてしまったことで、石田三成の居城である佐和山城は徹底的に破壊されてしまいました。しかし佐和山にはまだひっそりと城跡が残っています。佐和山は片道30分ほどの本格的な登山が必要な山です。一応ハイキングコースとなっていますが、整備された道は途中までで、そこからはとくに整備はされていません。それでも、今まで佐和山を訪れた人たちが踏んできた道ができていますので、迷うことはありませんが道が悪く、木も生い茂っているので、それなりの恰好をする必要があります。
頂上にいくと本丸跡があり、そこからは彦根の街を一望することができて、石田三成もこの美しい風景をみていたのだと感慨深い思いです。
彦根駅から徒歩で約30分ほどでハイキングコースに到着します。彦根城に寄ったついでに訪れるのもいいかもしれません。
歴史好きなら、ぜひ一度は訪れてほしい歴史スポットです。
彦根城の影に隠れたもう一つの城、佐和山城址
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ニックネーム | あかりんご |
レビュースポットの場所 | 滋賀県彦根市古沢町 |
彦根市と言えば多くの人たちが彦根城の名前を最初にあげるかもしれません。彦根城は琵琶湖にほど近い堂々とした平城で天下の名城として今も彦根市のシンボルとなっています。しかし彦根で決して忘れてはならないのはもう一つの名城、佐和山城です。あの石田三成の居城だった城です。今は城址しか残っていません。小高い山の上に位置し、深い茂みの山道を大人の足で30分ほどかけて登っていきます。所々険しい道もあり、途中で道に迷ったのではないかと不安になるほどです。しかし山頂からの眺めは琵琶湖を眼下に臨みさらには彦根城を上から真下に見下ろせます。もしここに佐和山城が現存していたら、彦根城の影が薄くなってしまうのではないかと想像してしまうぐらい、素晴らしいロケーションです。ここに城を構えた三成の戦略的な才能が垣間見えるロマンあふれる場所です。歴史ファンとしては大満足の史跡でした。 |
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頂上からの眺めは最高
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ニックネーム | masa |
レビュースポットの場所 | 滋賀県彦根市 |
彦根城で有名な彦根市。ただ、忘れてはいけないスポットがあります。それは、石田三成の居城佐和山城です。 三成といえば関ヶ原の戦いで西軍を指揮したことでも有名ですが、それ以外に世間では「三成に過ぎたるもの。島の左近に佐和山の城」という様に讃えられるくらいに素晴らしかったと言われています。ちなみに島の左近は知勇兼備の勇将でもある島左近です。 さて、アクセスですが、彦根駅から巡回バスが出ていて、彦根城も通ります。龍譚寺の麓で下車し、歩きます。私は行きは巡回バス、帰りは歩きで彦根駅まで約25分強でした。 さて、佐和山城は軽いハイキングですので、ヒール等はやめたほうが無難と思います。小学生やそれ以下の子供も登っていたので、登山というほどでもないですが、やはり途中狭く急なところもあるので動きやすい服装をお勧めします。約30分強位で山頂着です。山頂は、石碑や城の説明が書かれてますが、城跡なので、天守閣などなく、平らな山の頂上になっています。一部当時の石垣が残っていて。感傷に浸れます。 私が感動したのは、晴れていれば壮大な琵琶湖。伊吹山。そして彦根の街並みが眼下に見えます。新幹線が全力で走り抜ける光景も見れます。 城の反対側には、大手口と言って本来の表玄関がありますがそちらは道無き道を進む様ですし、彦根駅と逆サイドに降りていくので、初心者にはお勧めしません。来た道を戻るのが無難です。私もそうしました。 帰りのバスが、16時頃に最終なのでそれ以降に降りて来た際には歩くことになります。車で来た人は麓に駐車場がありました。 少しでも歴史に興味があるなら、頂上からの眺めも含め一度は行ってみる価値はあると思いました。 |
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